第147回の芥川賞・直木賞の選考委員会が17日に開かれ、芥川賞は鹿島田真希さん(35)の「冥土めぐり」、直木賞は辻村深月(32)さんの「鍵の無い夢」に決定しました。→ranking
辻村さんは2004年に作家デビューし、「本日は大安なり」「水底フェスタ」などがすでに出版されています。
芥川賞選考委員の奥泉光さんは、
「現在日本の経済状況を縮図としてとらえた作品。個人史だが、社会を写し出すような広がりをもっている」
直木賞選考委員の桐野夏生さんは、
「非常に粒ぞろいの短編。田舎に住んでいて報われない暮らしをしている女性の現在がよく書かれている」
と評価しています。
どちらも素晴らしい作品のようなので、とても楽しみです。